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幼稚園からのおしらせ

2012.03.15  なごり雪

卒園式、この時期の北海道はいつも頬を過ぎる春風と、残雪の景色が入り混じった季節です。春への憧れと冬の名残、それはあたかも未来への希望と過去への惜別の思いが複雑に交差する私たちの心象風景です。

幼稚園では神様の永遠の愛について学んできました。神様は時を越えていつも私たちを見守っていてくださいます。私たちは永遠の時の流れの中にあって、与えられた限りある時間を生きる存在です。今の幸せが永遠であってほしい、このまま時がとまってくれたら…、といくら願っても、時には残酷にそして冷淡に時は過ぎていきます。永遠の神の存在を知らない者にとっては、過去は過ぎ去りやがて忘れ去られてしまうものに過ぎません。たとえそれが大切な人とのかかわりであったとしても、やがては忘却の中に埋没し人の命の時を越えたときに意味を失っていくのです。

しかし、神の永遠の中に身を置く者にとって、過去は消え去るものではありません。愛の記憶は人の生命の長さを越えて永遠に保たれ常に今の私を生かす糧となります。永遠の時の観点に視点を据えたときに今の意味がはっきりと見えてきます。

子供と過ごす幼稚園の時期は多くの家庭にとって最も幸せな時期として記憶されます。これが、残雪のごとく消えてしまうはかない記憶としてではなく、いつの時も私たちを支え励ます生きた思い出として、永遠のアルバムに記録されるよう願います。去り行く者、送り出す者にとって、この時期の経験が大切な思い出の刻み込まれる時となりますように。